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教科書生物基礎

生物基礎

ヒトの体の調節

最終更新日:2026年7月19日

外の気温が変わっても体温はほぼ一定、食事をしても血糖はやがて元に戻る——体には、状態を一定の範囲に保ち続ける精巧なしくみが備わっています。この単元では、その恒常性を、すばやく働く自律神経と、じわじわ広く効くホルモン、そして血液や免疫という複数の側面からとらえます。調節がどの器官を経由して行われるか、外から侵入した異物にどう対抗するかを、経路として追えるようにするのが目標です。

この単元のポイント

共通テストのポイント

血糖・体温の調節経路(どの器官・どのホルモンが関わるか)、免疫応答の流れ(抗原の侵入→提示→抗体産生)、ホルモンによるフィードバック調節が頻出です。

自律神経とホルモンによる調節

体内の環境を一定に保つはたらきが恒常性で、その調節は主に二つの系が担います。自律神経は、活動時に優位になる交感神経と、休息時に優位になる副交感神経が、互いに反対の作用(拮抗作用)を及ぼしながら、心臓の拍動や消化などをすばやく調節します。一方、内分泌腺から血液中に分泌されるホルモンは、伝わるのに時間はかかりますが、持続的・広範囲に作用します。両者はしばしば協力して、体温・血糖・血圧などを目標の値に近づけるよう働きます。

血糖濃度の調節

血液中のグルコース濃度(血糖濃度)は、脳のエネルギー源として一定に保つ必要があり、複数のホルモンによって調節されています。

上げるしくみと下げるしくみ

  • 高血糖時:すい臓ランゲルハンス島のB細胞(β細胞)からインスリンが分泌され、細胞への取り込みやグリコーゲン合成を促して血糖を下げます。この「B細胞」は、この単元の後半で扱う免疫のB細胞(Bリンパ球)とはまったくの別物なので混同しないようにしましょう。
  • 低血糖時A細胞(α細胞)からグルカゴン、副腎髄質からアドレナリン、副腎皮質から糖質コルチコイドが分泌され、血糖を上げます。高校の生物基礎ではA細胞・B細胞の表記を使い、医学分野ではα細胞・β細胞の表記が一般的です。
  • 糖尿病は、インスリンの分泌不足やはたらきの低下により高血糖が続く状態です。

免疫のしくみ

体を病原体などの異物から守るしくみが免疫です。まず、皮膚や粘膜による物理的な防御をすり抜けた異物に対して、好中球やマクロファージが食作用で対応します(自然免疫)。それでも対応しきれない場合、その異物(抗原)に特化した攻撃を行う適応免疫が働きます。適応免疫には、B細胞がつくる抗体で異物を無力化する体液性免疫と、キラーT細胞が感染細胞を直接攻撃する細胞性免疫があります。一度侵入した異物の情報は記憶細胞として残るため、2回目の侵入には素早く強く反応でき、この性質がワクチンの原理になっています。

参考・出典

この記事は、運営者が構成を設計したうえで生成AIを併用して執筆し、公開前に運営者が内容を確認しています。 学習の参考としてご利用いただき、重要な判断の際は教科書や公式資料もあわせてご確認ください。 誤りにお気づきの場合はフッターの投書箱よりご連絡ください。

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